McConnell,  John, J., and Wei Xu,

"Equity Returns at the Turn of the Month"

  • TOMが生じる原因はよくわからない。(資金フローや銘柄属性によるものではない)
  • 過去90年間で見ると米国では、TOMは0.473%、一方でROMはマイナスリターン。
  • TOMは小型株や低位株に集中している訳ではない。
  • 債権市場ではTOMは見られない。
  • TOMに整合的な資金フローは見られなかった。(TOMは資金フローでは説明できない)
  • 月末にリスクが高まるわけではない。(TOMはリスクの代償ではない)
  • 投信への資金流入にTOMパターンは見られない。

http://www2.owen.vanderbilt.edu/fmrc/mara/McConnell.pdf

 

Bohl, Martin T., and Katrin Gottschalk,

"Payment Schemes, Individual Traders' Investment Decision and Stock Market Anomalies"

  • ポーランドとハンガリーの株式市場は第1月曜日と月替わり近辺の株価リターンが高い。
  • これは、給与支払日と整合的。(両国では給与支払は月末に集中)

http://www1.wiwi.uni-muenster.de/fakultaet/termine/2006/11/09/Vortrag_Bohl.pdf

Lakonishok, Josef, and Seymour Smidt,

"Are Seasonal Anomalies Real?  A Ninety-year perspectives"

  • 週替り、月替り、年替り、祝日近辺にはアノマリーがある。

http://static.smallworldlabs.com/scottrade2/user_content/files/000/023/23310/624abdbdbfaf9eb5b8b65602c11fa3bb-seasonal-returns.pdf

 

Thaler, Richard,

"Anomalies: Seasonal Movements in Security Prices II: Weekend, Holiday, Turn of the Month, and Intraday Effects"

http://faculty.chicagobooth.edu/richard.thaler/research/pdf/seasonal%20movements%20II.pdf

 

Bildik, Recep,

"Calendar Anomalies in Istanbul Stock Exchange"

  • トルコでは、毎月15日が給料日。決済日も15日に集中。
    → 15日近辺の株価リターンが高い。

http://mfs.rutgers.edu/MFC/MFC10/mfcindex/files/MFC-092%20Bildik.pdf

 

McConnell,

"Equity Returns at the Turn of the Month"

  • 月替り近辺のリターンは顕著に高く、それ以外の日にはリターンが殆どゼロであることや、月替り効果は大型株・小型株、低位株・値嵩株、米国株・海外株のいずれでも起きていることを確認。

  http://www2.owen.vanderbilt.edu/fmrc/mara/McConnell.pdf

 

 

アノマリー研究所

    ( Since 2011.11)

当初はカレンダー効果を中心に分析しておりましたが、足元では資産運用全般へ関心が移りつつあります。 

 

 

これまでの分析結果を分野別に編集し、書籍風にまとめてみました。(2016.3)