週替り効果

週後半は株価騰落率が高いことが知られています。

 

米国株のカレンダー効果長期分析
本稿では、カレンダー効果が株式市況へ与える影響度の大きさと、金利動向の方向性が与える影響度と比較することで、カレンダー効果の重要性を確認する。本稿の分析によれば、金利の方向性は、投資成果改善に寄与し得るものの、その効果は曜日効果に比べると限定的である。また、金利方向性と曜日効果を組み合わせて利用すると、その効用は両者の効用の平均程度に薄まることも判明した。
180-米国株のカレンダー効果長期分析.pdf
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曜日別リターンの旬別季節性
冬季の株価パフォーマンスが高くなるというハロウィン効果は学術的にも徐々に認識されつつある。そこで、本研究では“冬季”がいつから始まるのかという点を分析したところ、米国においては10月(下旬)から大きく改善することが確認できた。特に、月曜日を含まない3日間、すなわち、“火水木”および“水木金”の株価パフォーマンスはいずれも10月下旬にはプラスに転換している。
67_曜日別リターンの旬別季節性.pdf
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“13日の金曜日”近辺の株価リターン
投資家心理が株価水準に与える影響については、すでに各種の研究がなされている。こうした投資家心理と株価水準の研究の中で、“13日の金曜日”という特定日に着目した実証分析も米国市場を中心になされ、一定のパターンの存在が確認されている。本研究ではこうした先行研究を受けて、日本市場および香港市場における“13日の金曜日”前後の株価パターンの特徴を分析する。本研究の分析結果によれば、先行研究で主張されている現象は概ね確認出来るものの、その経済的な価値は小さいと考えられる。
26_13日の金曜日.pdf
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火曜逆張り効果
前週金曜日の株価リターンが月曜日の株価騰落率へ影響を与える「月曜順張り効果(Twist of the Monday effect)」については従来から指摘されている。本研究では、前週金曜日の株価リターンが火曜日の株価変動への影響を与えるという現象を「火曜逆張り効果」と名付け、検証していく。火曜逆張り効果が存在するのであれば、月曜順張り効果よりも実際の運用手法へ応用しやすい。
22_火曜逆張り効果.pdf
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短期テクニカル指標の曜日別分析: “短期逆張り週中効果”
過去の株価リターンによって将来の株価リターンが予測できると考えるテクニカル分析の有効性については、従来から検証されてきた。このテクニカル分析の有効性について、曜日との関係という視点に着目するきっかけとなったのは、「月曜順張り効果(Twist of the Monday)」の発見からである。月曜順張り効果とは、月曜の株価騰落率が前週金曜日の株価リターンから影響を受けることを言う。こうした先行研究を受けて、本研究では短期の逆張り指標の曜日別有効性の違いを分析する。
21_短期テクニカル指標の曜日別分析.pdf
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曜日別テクニカル分析: Twist of the Monday効果の検証
月曜の株価騰落率は、前週の株価リターンや前週金曜日の株価リターンから影響を受ける(ツイスト・オブ・ザ・マンデー(月曜順張り効果))と言われている。このように過去の株価リターンによって将来の株価リターンを予測する手法は、テクニカル分析の得意とするところである。しかしながらこれまで、テクニカル分析と曜日との関係を結びつける研究はあまりなかった。そこで本研究では、曜日別に見た場合のテクニカル分析手法の有効性を検証する。
18_曜日別テクニカル分析_TwistOfTheMonday効果の検証.pdf
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アノマリー研究所

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 当面は、カレンダー効果を中心に分析していきます。 

 

 

これまでの分析結果を分野別に編集し、書籍風にまとめてみました。(2016.3)